日弁連子ども権利委員会「子どもアドボケイト」に参加しました

8月24日・25日に日本弁護士連合会子どもの権利委員会主催の会議に参加しました。

24日は「なぜ今子どもの権利基本法が必要か」25日は「子どもアドボケイト ―その技法と作法」についてでした。

政府はこども庁の創設に向けて検討開始しましたが、子どもに関する政策を実施するにあたっては子どもを「権利の主体」ととらえて、子どもに意見を聴き、子どもの最善の利益を優先しなければなりません。

2021年3月に制定された「東京都こども基本条例」には「子どもの権利条約の精神に則り」と明記されており、都の施策を条例に沿って点検し、基礎自治体の施策についても点検をしていきたいと思います。

 まず最初に「子どもの権利擁護」についてです。

 今回の日弁連の学習会は主に「社会的擁護」のもとにある子どもの「アドボケイト」に取り組んでいる岡山県と大阪府の事例についての紹介がありました。

 稲城市では平成18年度から「学校アドボカシー相談」を実施しています。(相談者は保護者ですが)9月議会の一般質問で、この「学校アドボカシー相談」の現状について聞きます。

 子ども自身の意見を聴くことや、「子どもの権利擁護」を学校以外の場にも広げていく可能性について市に認識を聞いていきます。

※アドボケイトとは:

子どもたちの意思を尊重し、保障するための仕組み「アドボケイト(代弁者)」という考え方です。子どもの立場だけに立って、子どもの意見を代弁するアドボケイトと呼ばれる人たちが、いわば「子どものマイク」となって、周りの大人に子どもの意見を伝えるという仕組みです。