子宮頸がん予防ワクチンは必要か?
子宮頸がん予防ワクチンは必要か?安全性・有効性に疑問あり!
今般の予防接種法改正により、この4月1日からヒトパピーマウイルスワクチン(子宮頸がんワクチン)が小学校6年生から高校1年生相当年齢の女子対象に定期接種化され、無料になりました。稲城市では今年度1560回接種分が予算化されています。予算総括質疑では、稲城市では副反応報告はないという答弁でした。
■予防接種を受けた女子中高生の一部に重い副反応
商品名「サーバリックス」「ガーダシル」は3回接種で約5万円。公的助成が始まってからの2年間に約2000例の副反応が報告され、インフルエンザの約40倍の頻度となっています。失神、呼吸困難、意識レベルの低下、若年性関節炎、痙攣、SLE(全身性エリテマトーデス)、抹消冷感、難治性疼痛、歩行障害、四肢痛、四肢の運動低下、筋力低下、筋骨格通、感覚鈍麻、計算能力の低下、肝機能障害…その後の後追い調査もされていません。医師が因果関係を疑わないこともあり、実際には数倍の副反応が起こっていると指摘する医師もいます。「サーバリックス」の添付文書の重大な副反応欄に、ギランバレー症候群(GBS)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)が新たに追加されることになりました。
■3月25日に全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会が発足。医師に認めてもらえないなど、多くの訴えが殺到しています。
マスコミ報道もあり、全国から200件以上の相談が連絡会事務局に寄せられました。重い副反応に苦しむ保護者は「国、自治体を信じて、受けるのが当たり前だと思っていた。健康だった娘を返してほしい」と訴えています。予想副反応を超えた様々な症状は、医師の理解が得られず、小児科、整形外科、精神科とたらい回しにされるケースが多数あります。ハンマーで殴られるような頭痛や内臓が飛び出るほどの吐き気、魚が飛び跳ねるような全身痙攣に襲われ、寝たきりや車椅子生活に、また痛みでうつ状態になるなど、予想もしなかった症状に親子で苦しみ途方に暮れています。学校に通えない状況があることなどは厚労省も文科省も調査・把握していません。
■知っていますか? HPVワクチンの予防効果や副反応リスク 親子で十分に話し合っていますか?
日本人の場合HPV16と18型による子宮頸がんは全体の約半分。このワクチンの子宮頸がんに対する予防効果は確認されていません。性的活動によって多くの女性が一度は感染するありふれたウイルスで、感染して90%以上は自然排出され、残りが持続感染からがんになるのは0.1~0.5%。検診で早期発見し、段階的治療で概ね100%治癒するとされています。16・18型以外の感染を考えると、ワクチン接種の有無にかかわらず検診は必ず必要です。なぜワクチン接種をするのか、親子で考えてみてほしいと思います。
『HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の接種事業の中断及び副反応被害者に対する救済体制整備を求める要望書』
5月17日、東京・生活者ネットワークは厚生労働省担当者と面会し、厚生労働大臣あてに、予防接種の中断・中止を求める要請を行いました。
★ワクチンの効果の限界や副作用について、保護者への十分な説明がなされていません。安全性・有効性の検証が急務です。想定外の副反応の頻度を考えると、まずは接種勧奨を見合わせ、相談体制、救済の拡充、原因の究明、治療体制の確立、さらに診断・検証できる医師の育成にむけて早急に取り組まなければならないと考えます。★
◎南多摩保健所に尋ねたところ・・
稲城市の子宮がん(子宮体がん・子宮頸がん・不明)死亡者数
平成19年 3名/40代(1)70代(1)80代(1) 平成20年 6名/50 代(2)60代(1)70代(1)80代(2) 平成21年 4名/60代(2)70代(2) 平成22年 2名/60代(1)70代(1) 平成23年 2名/40代(1)80代(1)