■「手伝って!」と言える地域へ
あまりに個を尊重する住まい方や行き過ぎた個人情報保護政策で、あらゆる世代に孤独感・孤立感がひたひたと拡がっています。自分の存在を一体何人の人が気にかけてくれているのでしょうか。相変わらずの競争教育や評価制度、そして家庭・家族・本人の自助努力・自己責任、自立という言葉がいざという時にまで「手伝って! 助けて!」という言葉を抑え込んでしまっていると感じます。少子高齢化と未婚率の上昇で単身世帯の増加は避けられない事実。個人の自由だけを謳歌することより、少々煩わしくても人とつながり、年齢や障がいの有無、国籍も関係なく「お互いさま」の助け合いでそっと寄り添うことが心地よい。弱さを絆にすることで「誰もが必要とされていると実感できる」そんなあたたかい人間関係を大切にできる地域づくりを、力を合わせてすすめていきたいと思っています。
バブル期からバブル崩壊へ。そして今、右肩上がりの経済成長が望めない時代に入り、日本全体の人口減少は既に始まっています。将来への不安は現実味をおびてきました。その中で今まだ人口増を続けている稲城市。これからの舵取りは新たに市長となられる方の手に委ねられることになります。
■大事なことは市民が決める。
政治は暮らしを豊かにする道具です。
ネットは生活者の視点で足もとから問題を提起し、調査活動や一言提案をもとに多くの市民参加で政策を作ってきました。稲城市でこれまで20年間、皆さまから支持をいただき、市政に普通の市民を送り続け、生活の中から見えてきた課題を実感をもって発言してきました。生活者ネットが果たす役割は、今後ますます大きくなっていくと考えます。だれも排除しないインクルーシブな社会の実現に向けて、これからも頑張ります。
稲城・生活者ネットワークは年間を通して
いろいろな活動をしています。
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